【特派員 祐二之田仲(南柏在住)】
2019年7月9日夜9時ごろ、南柏駅に電車降りてホーム歩いてると、『グァーン、ガラガラン、ガガーン』という音。が、駅前ロータリーからは離れてるのか、ホームでは見えない。
改札出て、駅前横断歩道を渡ってると、すぐそばには、異様な光景!
駅前の人通りの多い歩道に、レクサスが突っ込んでいた。幸いにも倒れてる人はいない。
撮影しながら、運転手夫婦の会話を聞いてると、
奥様「あなたっ、アクセルとブレーキ、”また”踏み間違えたの?」
高齢運転者「・・・・・・」いつまでも無言。
奥様「ほんと、歩道に人がいたら大変な事になってたのよ、解ってるの!」
高齢運転者「・・・・・・」いつまでも無言。
奥様「あそこに停めていればいいのに、なんでクルマを動かしたの? 」
高齢運転者「・・・・・・」いつまでも無言。
警官が来るまで、何度もこの会話を繰り返されるが、旦那の返答なし。
「いやそんな事はない」とかの否定、「すまん、運転過った」とかの肯定もない。つまり会話になってない。というか、会話が出来てない。
で、表情は、
慌ててる、ガッカリしてる、ショック状態でもなく、無表情、無感動、無関心の状態。
事故で呆然として、会話できないという表情でもない。
高齢運転者は、
自分のクルマの回りをうろうろするだけで、運転席から財布をとったり、どうでもいいことしてるばかりしている。
ぶつけた被害車運転手と会話したり、ケガや被害の確認、突っ込んだ店の店員への謝罪の会話、路上に飛び散った鋭利な破片の処置などの行動すら出来ていない。運転車として当然の、最低限の救護活動、事故処理が出来ていない。無意味にうろうろするだけ。
(警察への通報は奥様がしていた)
まるで、『私のクルマが、何故かこんなとこにいる? 』と不思議がってる挙動と表情である。
たぶん、ペダルを踏んだ記憶もないし、クルマを動かした動機もないのだろう。すべて、意識下になかった。運転事故を起こした自覚もない。そもそも、事故の認識も認知もないのだろう。
典型的な認知症の症状と思われる。
あの歩道を守るポールはかなり頑強な設計のものである。それを、大馬力で高剛性車体のレクサスで、へし折ってしまって、店の柱にぶつかるまで暴走してる。堅い防護のある歩道でも、危険である。危険人物に凶器。もはや、安全なところは日本にはない。
それに、奥様の”また”と言ったのが、恐怖である。2分早く突っ込んできていたら、5m手前にある横断歩道で轢かれていたのは、私だったかもしれない。怖い社会である。(T+N+K)a
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