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パタゴニアン100ヵ条

パタゴニアン100ヵ条 HOW TO BREAK THE RULE. A to Z:遊ばざる者、働くべからず (エスクァイア日本版1998年10月) 1.ルールは盲目的に従うものではなく、自分たちで創るものである。 2.過ぎ去りし時代の栄光、成功をひきずらない。 3.夢中になり悪戦苦闘することが仕事であり、それは決して苦労ではない。 4.我を忘れることが遊びである。 5.何事も閃いたり、思ったら、まずアクションをひとりでも起こす。 6.お金のかからない自分なりの贅沢を知っている。 7.ムダな生活用品よりも趣味に関するモノの方が家に多い。 8.業界づきあいは必要最低限にとどめる。 9.神出鬼没。 10.単純なくりかえしの作業に神経を集中することが出来る。 11.神は決して人の姿をしていないと思う。 12.利害関係ではない人間関係に恵まれている。 13.プロの物書きではないが文章を書くのは好きである。 14.投機的なることにはいっさい興味がない。 15.寝食忘れて物事を追求してしまう。 16.太陽系の中のひとつの惑星に自分は生きていると感じることがあり、神秘を知る。 17.生きることはユーモラスなことだと笑うときもある。 18.ハードなときでも人生や仕事を楽しむコツを知っている。 19.大人の常識よりも子供の奔放さに本来の姿を見る。そして感心する。 20.生活習慣のひとつに日記やスケッチがある。 21.インスピレーションやテレパシーに満ちた生活を送っている。 22.およそ営利目的だけで作られた新製品には興味がない。 23.名コックの料理もいいが、山の上で渇きを潤おす一個の果実の至上の美味を愛す。 24.美術館の中の高価な美より日常生活の中に在るさりげない美を愛す。 25.人は誰しもがアーティストだし、そうあるべきだ。 26.クリエイティブな作業に没頭しているときに生きる悦びさえ感じる。 27.歩いて行ける所ならば、車には乗らない。 28.子供の頃から好きで、ずっとやりつづけていることがある。それがあるから自分だと思う。 29.モノの名称よりも、自然に関する名称をよく知っている。 30.動物との共生感が人には絶対に必要な感覚であると信じている。動物は魂の友である。 31.山や海は聖書以上の偉大なるバイブルであると感じたことがある。 32.喜びや富は多くの人と共有すべきもの

「宇宙論から見た人類の由来」

   2004年定期総会 (記念講演レジュメ)        演題  :  「宇宙論から見た人類の由来」                                            講師  広瀬立成 氏              『宇宙論から見た人間の由来:我々はどこから来てどこへ行くのか』                                               平成16年5月14日 1 はじめに  現代物理学は、宇宙が今から140億年前に大爆発とともに発生し、その後膨張を続けながら進化してきたことを明らかにしています。このような進化宇宙論の立場に立って、地球の誕生、生命の発生を振り返えったとき、地球が生命の星として存在してきた天文学的原因が明らかなになります。生物の存続の基本的条件は物質・エネルギーの「循環」であり、それを保証するために、生物界は多様性と共生のシステムを創造してきました。  生物進化の頂点に立つ人間は、知性と欲望の赴くまま、20世紀において科学技術を画期的に発展させました。それは、人間生活に利便性をもたらす一方、宇宙?地球?生物系の循環ルートに重大な影響を及ぼすことになりました。  この講演では、地球の誕生、生命の発生と生物生存の条件を探りつつ、地球の未来と人類の行方について考えてみたいと思います。 2 宇宙の開闢と地球の誕生  今から140億年前、宇宙は微少な火の玉として誕生しました。そこでは、今日の宇宙に存在するあらゆる物質が、微少な空間に閉じ込められていました。今日の宇宙は光で走っても140億年もかかる広大な世界(140億光年)であり、その中に無数の星々が浮かんでいます。もちろん開闢時代の小さな宇宙では、これらの物質は原形を留めることはできず、物質の要素としての素粒子に分解されていました。このように、初期の宇宙は素粒子が詰まった世界であり、したがって、その理解には原子・分子や素粒子など、物理学が明らかにしてきたミクロの世界の知見が必要になるわけです。物質を作っているのは陽子、中性子、電子という3種の素粒子です。宇宙開闢初めの1秒くらいまでは、これらの素粒子が、約1兆度という高温で小さな宇宙の中を飛び回っていました。  さて、宇宙の膨張によって温度が低下するにつれ、素粒子の雲のなかに少しずつ構造が作られてきました。